<プロ野球>清宮を引くのは誰だ?「すがれるものは何でも」

◇26日、ドラフト

 プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が26日に迫っている。歴代最多とされる高校通算111本塁打を放った清宮幸太郎内野手(東京・早稲田実)は複数球団による競合が確実だ。1位指名の入札が重なった場合、交渉権は抽選で決める。今年はどんなドラマが待ち受けているのか。

 「当たりくじ」を引き寄せようと、ドラフト会議に験を担いで臨む監督は多い。最近はソフトバンク工藤公康監督が抜群の勝負強さを発揮している。現役時代は左腕投手として活躍したが、右手でくじを引く。昨年は5球団が競合した田中正義創価大)、一昨年は3球団競合の末に高橋純平(県岐阜商高)と本格派右腕を2年続けて引き当てた。

 西武の渡辺久信シニアディレクター(SD)も強運の持ち主だ。監督だった2009年は6球団による抽選の末に菊池雄星(岩手・花巻東)との交渉権を得た。会議前日は岩手の清酒で身を清め、当日は花巻東のスクールカラーと同じ紫色が芯のボールペンをポケットに忍ばせた。翌10年も早大のスクールカラーのえんじ色の下着を身に着けて、6球団が競合した大石達也早大)の当たりくじを手にした

 1位候補に清宮らを挙げている渡辺SDは「求められたら引く」と抽選に前向きの姿勢を示す。今年も1位指名選手にまつわる物を携帯する予定で「すがれるものには何でもすがる。身を整えていく」。球団の未来を左右するくじ引きに備える