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激戦日曜バラエティー「DASH!!」「イッテQ!」の2強を超えるカギはここにある

 日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」、「世界の果てまでイッテQ」が視聴率独走状態の日曜バラエティー。その牙城を崩すべく昨年10月改編で、テレビ朝日「日曜もアメトーーク!」、TBS「クイズ☆スター名鑑」、フジテレビ「フルタチさん」がそれぞれスタートした。ところが、日テレ2番組は依然高視聴率をキープしており、特に「イッテQ」は2月の月間平均視聴率が過去最高と勢いが加速、「クイズ☆スター名鑑」は放送7回で撤退を余儀なくされるなど、2番組の壁を越えるのは容易ではなかったようだ。

 「日曜もアメトーーク!」は、日曜版開始前は深夜帯のディープさが担保できるのか?週2放送でネタ切れしないのか?など心配の声も聞かれたが、データニュース社(東京)が行う視聴者満足度調査「テレビウォッチャー」(対象2400人)によると、満足度は3・74(5段階評価、2月平均)と高満足度の基準3・7を上回った。深夜版の平均3・68も上回った。「子供がとてもよろこんでいた。面白かった」(43歳男性)と、日曜版のテーマが「絵心ない芸人」、「鉄道ファンクラブ」、「ドラえもん芸人」など、小中学生でも楽しめるテーマで、ファミリー層の支持を得ることに成功。最強の2番組に最も肉薄した存在と言えるだろう。

 TBSは8時台の「ピラミッド・ダービー」は継続が決定している。珍競技にチャレンジし、そのナンバー1を予想するという趣向。昨年4月のスタートから人気競技となっているのが“歌声見極めダービー”だ。本人とモノマネの歌声を見極めるという企画で、視聴者からは「歌手あてクイズ毎回楽しみ」(60歳女性)、「歌声を当てるのは今までで一番わからなかったけど、当たりました!」(57歳女性)など、番組の目玉になっている。少々マンネリの感もあり、昨年の年間平均満足度3・63から、今年に入り平均3・49とダウン。新規の人気コーナーを生み出せるかが今後のカギになりそうだ。

 フジテレビの「フルタチさん」は初回視聴率8・2%で以後は4~5%。満足度も3・28(2月平均)と高くはない。放送回によって満足度の差があり、視聴者の反応が良かったのは第3弾まで放送された、アナウンサーという職業を掘り下げながら正しい日本語をクイズ形式で紹介する「日本語とアナウンサー」。3月12日放送の男性アナと実況について特集した回は満足度3・43と月平均を上回り、「古館さんの実況の技術は本当にすごい」(41歳女性)、「古館さんイキイキしてる」(47歳男性)など好評。実況を特集したことでMC古舘伊知郎の真骨頂を発揮する形となった。番組の盛り上がりは古舘をどう生かせるかにかかっている。

 一度できたイメージを変えるのは時間がかかるが、視聴者の嗜好の変化もまた早い時代。流れはいつか変わる。日テレがさらなる進化を遂げるか、他局がそれを超えるか。双方とも日々新しい試みを続けることになる。